こんにちは。
街の印刷屋さん(香川県三木町 アート印刷)の
十河尚史(そごう ひさし)です。
今日は、随筆、小説、自分史、俳句集などの自費出版ではなく、
中小企業経営者が執筆した
『お客様へのアドバイス本』を紹介します。
この写真は、茨城県の笹本石材株式会社 笹本高男社長が
執筆した『失敗しないお墓づくり』です。(A5サイズ 100ページ)
笹本石材は歴史のある会社で高男社長が6代目になるそうです。
なぜ、『失敗しないお墓づくり』を出版しようと思ったのか?
その理由をお聞きすると、
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一部の悪質業者が、
「素人は分からないだろう」と粗悪な石を使ったり、
基礎工事で手を抜いている。
しかし、多くのお客様はそのことに気づかない。
ところが、
震度5~6の地震や、巨大台風に襲われたときに、それらの手抜き工事が発覚。
異変に気づいたお客様が、すぐにお墓を建てた石材店に電話をかけると、
「この電話番号は、現在使われていません」というメッセージが・・・。
あるいは、
「それは地震が原因です。私どもの責任ではりません」
「その修理には70万円ぐらいかかります」
などの責任回避の返答が・・・。
こんな悪質な業者にお墓づくりを依頼して、
泣き寝入りしているお客様が、少なからずいることを知ってほしい。
また、
そんな悪質業者への発注を回避する方法をお教えしたい!
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こんな想いで本の執筆を決意したそうです。
◆『失敗お墓づくり』の目次構成を紹介します
第1章 30万円も安かったから頼んだのに・・・
第2章 なぜ、手抜き工事をする業者が後を絶たないのか?
第3章 自己紹介-アフリカ大陸での決意
第4章 良い業者の選び方-7つのチェックポイント
第5章 良いお墓をつくるための上手な準備の進め方
という5章立てになっています。
この中で、一番ページ数が多いのが自己紹介の第3章です。
- アフリカのバックパッカー旅行で「大砂漠の雄大さ」を目の当たりにして、家業(石材会社)を継ぐことを決意をする。
- 東日本大震災で壊れた数えきれないほどのお墓を、全社員が力を合わせて無償で修理したこと。
などの自己紹介/自己体験を読んで、著者の人柄に引き込まれていきました。
そして、
「地元の人たちを大切にしたい」。
「地域を良くしたい」
という著者の想いが、読者側にしっかりと伝わってきました。
◆お客様への心やさしいアドバイスを本にする
超多忙な中小企業経営者が本を出すのは珍しいことです。
ですが、
経営者ならでは地域への想い、お客様への心やさしいアドバイスを本にするということは、
素晴らしい社会貢献になっていると思います。
ぜひ、香川県の社長様も、
自分の持つ専門知識、豊かな経験、お客様へ良きアドバイスを本にしてください。
多くの市民、多くのお客様が、
あなたの本を心待ちにしていますよ(^o^)
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