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●Canvaで原稿をつくる際の注意点

こんにちは。

『街の印刷屋さん』アート印刷の遠藤です。

 

最近は、

名刺やチラシ、パンフレットなど

印刷物の原稿をCanvaで作成する人が

増えました。

 

Canvaの特徴はなんといっても、

デザインやレイアウトを考える際に

参考になるテンプレートが20万点以上と、

数百万点の写真やイラストなどの素材が

無料で活用できることです▼

https://www.canva.com/ja_jp/free/

 

絵心やデザインには無縁だった私も

Canvaを活用するようになってからは、

プレゼン資料の作成に

二の足を踏むことがなくなりました。

 

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先日は地元の大学生から

フォトブックの印刷依頼がありました。

 

原稿は『Canva』で

きれいにデザイン・編集されていたのですが、

そのまま印刷するのは躊躇しました。

 

私も時々やらかすのですが、

Canvaで原稿をつくる際に

ついつい忘れてしまうのですが

原稿サイズの設定です▼

例えば、

上記で紹介した大学生のフォトブックは

ご自身が希望する仕上がりサイズより

小さいサイズで原稿がつくられていました。

 

本来は148×210mm(A5サイズ)を

想定していたそうですが、

実際の原稿データは78×55mmのサイズで

作成されていました。

 

この場合、お客様の原稿データを

弊社で強引に引き延ばして(拡大して)

A5サイズに調整することは可能です。

 

でも、そうなると当然

原稿の文字や写真の画質が劣化するため

鮮明に印刷することができなくなります。

 

その旨をお客様に伝えると

 

「そうなんですね…

 自分がつくりたい印刷物のテンプレートを選べば

 仕上がりサイズも自動で設定されるものとばかり

 思い込んでいました。

 急いで原稿を作り直します。

 ちょっと待っててください。」

 

という返事でした。

 

Canvaには無料版と有料版があるのですが、

有料版にはリサイズ機能があり、

間違ったサイズで原稿をつくってしまっても、

比較的かんたんに修正することができます。

 

一方、無料版にはリサイズ機能がないので

作り直さなければいけません。

 

弊社のように業務で

Canvaを活用している人以外は

無料版を使っている人が

ほとんどだと思います。

 

今後、原稿をCanvaで作成する場合、

真っ先に原稿サイズを設定した上で

お気に入りのテンプレートを選ぶのが

おススメです。